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個人特訓教室 メールマガジン
「 Person to Person 」
No.010 2002.3.8 ためになる教育マガジン
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magazine@tokkun.net http://tokkun.net
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目次
●あいさつ
●教育コラム ・・・・「私立の入学金はなぜ返還されない?」中田 卓
●今月のおすすめ ・・・・「教育改革の幻想」苅谷剛彦(著) 伊藤義巳
●合格体験記 ・・・・ 〜明治学院高校合格〜 近藤拓真
●ショートユーモア
●特別対談パート3 ・・・・当塾代表・光岡誠司VS代ゼミ講師・設楽雅司
●プレゼントコーナー
●データの杜
●ホームページ、春期講習のお知らせ
●編集後記
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◆あいさつ◆
早いもので我がメールマガジンも第10号を迎えました。思えばたどたど
しかった第1号から考えると、少しずつではありますが成長しているのかなと…
(自画自賛)。ホームページも一新しました。特に掲示板は大盛況です。是非
一度のぞいて、ついでに投稿よろしくお願いします。
それでは、春を迎えた3月号、まずは中田先生が父兄の声を代弁し、怒り
ののろしを上げます。始め!
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◆教育コラム◆ 『私立の入学金はなぜ返還されない?』 中田 卓
中学、高校であれ大学であれ、私立校を併願受験すると、受験生およびその
保護者は、必ずといってよいほど入学金納入期限の問題に悩まされます。もし
納入期限の早い学校に合格して入学金を納め、その後それより志望順位の高い
学校に合格してしまったら、その納めてしまった入学金は返還してほしいとこ
ろですが、大部分はそれが不可能なのです。ならば他校の合否が発表されるま
で納入を延期できたらよいのですが、やはりこれも大概認められておりません。
入学を辞退するにもかかわらず、入学金を返還してくれないというのはなん
ともおかしな話です。このおかしな「常識」がまかり通っているために何十万、
場合によっては百万を超える大金を無駄にし、理不尽な思いをされている家庭
も少なくありません。また合格したあと悩んだあげく、出費を節約するために
納入せず、その後に受けた学校も合格できず、結果としていずれも逃してしま
ったという不幸な例も毎年耳にします。
学校側は「一旦納めた入学金は返還されない」という大前提を良いことに、
模擬試験などよりはるかに高い受験料を徴収した上で、さらに入学しない受験
生からも入学金を取るわけですが、どう考えてもこれは筋がとおりません。な
んとしても改善する必要があります。この不合理な悪習によって、限られた資
金のなかでやりくりしている受験生の家庭側は、本来不要なジレンマを強いら
れることになるのです。
この事実に対し文部科学省は見て見ぬ振りをしているのでしょうか。入学し
ない受験生から確保した入学金は学校の運営費のなかで少なからぬ額を占めて
いると考えられます。第三者的な立場で見ても矛盾しており、禁止すべき制度
だと思われるのですが。
このようなばかげた慣習が廃止されれば家庭側の経済的負担も大幅に軽減さ
れるだけでなく、受験生の将来を決めるべき選択肢もぐっと広がることは間違
いありません。
t.nakata@tokkun.net
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◆今月のおすすめ◆
今月は代々木校の伊藤先生が強烈な一冊を紹介します。著者は今、教育学専門
家の中で最も注目を浴びている一人、東大教授の苅谷氏です。
『教育改革の幻想』苅谷剛彦(著) ちくま新書
伊藤義巳
今回の教育改革のキーワードとなる、「ゆとり」「新しい学力観」「生きる力」「総
合的な学習の時間」などに対し、著者は豊富なデータ、外国の失敗例をもとに、
大いなる疑問、警句を発しています。
文部科学省の掲げる教育論は、情緒的な理想論、感情的な空論に過ぎないこ
とが明確に指摘されています。美辞麗句で彩られた「理想の教育」というものに
惑わされてはいけないことを読者に痛感させ、いまさらながら文部科学省の教
育改革案の杜撰さ、洞察力の欠如が見事に浮き彫りにされています。
小中高生の子供を持つご父兄方がお読みになれば、4月から行なわれる公教
育を注意深く見守り、学校で何を学習してきたのか、基礎は出来ているかなど
家庭でのチェックが必要になってくることを実感されるでしょう。場合によっ
ては、足りない部分を家庭で補うといった事も現実味を帯びてきます。もはや
学校では、単純に知識としての学力を付けさせることは出来なくなるという現
実が突きつけられています。
本書が、親として我が子の教育環境をどのように与えるべきか、目指すべき
理想の教育とは何か、そして公教育がどうあるべきかを考えるきっかけとなっ
て欲しいという筆者の願いが多分に含まれているのではないでしょうか。たと
え子供の学力評価が多種多様になっていく時代であっても、純粋に学問、知識
としての学力を正確に把握していかなければ、取り返しのつかない事態に発展
してしまうであろうことが容易に想像できます。さらには日本の将来にさえ危
惧を抱いてしまうと言っても大袈裟ではないことが良く分かります。
いまさら4月からの教育改革を阻止することは出来ませんが、これから行な
われようとする教育改革の意図と実態を知り、果たしてそれが効果的に実行さ
れているかを見極めていく責任は我々にあります。子供たちの能力、そして将
来をみすみす潰してしまわないようにすることが義務でもあるはずです。家庭
や地域社会もより積極的に学問、教育に関わり、学力の崩壊を防ぐと同時に、
理想とする教育を考え直す必要があるでしょう。
そのためにも是非、本書を一読され、眼前の教育問題について考えていただ
ければと切に願います。
y.itoh@tokkun.net
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◆合格体験記◆ 〜明治学院高校合格〜 近藤拓真
今月は私立の名門、明治学院高校に合格した、近藤拓真君の喜びの声をお送
りします。
2月12日、僕は第一志望の高校の合格発表を見るため、その学校へ向かっ
ていた。
心臓は僕の人生の中でおそらく一番激しく動いていた。
そして学校につき、たくさんの番号の中から0494を探し始めて、約10
秒で僕はその番号を見つけた。あまりに簡単に見つかったので、喜びが込み上
げるまでに時間がかかった。そしてやっと合格したことを実感したとき、思い
切り飛び上がろうかと思ったが、僕の右側で泣き合っている親子を見てそれは
やめて、右手で小さく喜びを表すと、全く見ず知らずの中年男性に、
「そのガッツポーズ、いいね。」 と言われて、僕は少し赤面してしまった。
この一言で冷静になった僕は自分の受験勉強を振り返ってみた。すると支え
てくれた友人がいて、家族がいて、この塾があった。
これらみんなに僕はとても感謝している。塾に入りたてで、宿題の多さや居
残りの長さに腹を立てていたあの頃の僕に、今の僕がタイムマシーンで会いに
行って、「いつか塾に感謝する日が来るよ。」 などと言っても120%昔の僕
は信じなかったと思う。しかしあのつらい日々が僕を第一志望の学校に合格さ
せたのはまぎれもない事実だ。
そしてこのがんばりが僕に高校生活を大事にさせてくれると僕は思っている。
magazine@tokkun.net
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◆ショートユーモア◆
「このコーナーの話は本当にあったのか?」というご質問をよく受けます。
仮名ではありますが、正真正銘“実話”です。今月はこれです。どうぞ。
子供が“片付け”をしないのは家でも塾でも同じです。山口先生は普段は優
しいのですが教室の片付けに関してはとっても厳しい先生。山口先生の机の上
にテキスト一冊でも出しっ放しになっていたら大変。すぐに生徒を呼び、それ
はそれは大声でしかり付けます。
ある日、山口先生が授業をしに自分の机にいくと、なんとその上に見慣れな
い大きなバッグが“ドン”と置いてあるではありませんか!
それを見た山口先生、表情を一変させ、目の前に座っている生徒に顔をぐっ
と近づけ、低い声で「コレお前のんか?」と、いきなりけんか腰。山口先生の
ことをよく知っているその生徒は、大きく首と手を振り「とっ、と、と、と、
とんでもない」という身振り。
近くにいた数人の生徒に問いただしているうちに怒りは頂点に達し、そして、
切れた。山口先生はそのかばんをひっつかむと、みんなに見えるよう高く掲げ、
そして、教室全体に怒声を響かせた。
「おいっ!この“汚いかばん”誰のだ?授業できないだろう。じゃまだ、片
付けろ、すぐっ!」
とやってしまった。
ところが「あっ、すんません」と出てきたのは、あろうことか、
なんと・・・“塾長”であった。
山口先生は「あっあっ…」と言ったあと、無言で深々と一礼をしながらまる
で表彰状でもいただくかのように“汚いかばん”を塾長へお返ししていた。
s.mitsuoka@tokkun.net
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◆〜大学入試:英単語暗記〜 ◆
特別対談パート3:光岡誠司VS代々木ゼミナール英語講師・設楽雅司
好評シリーズ第3弾、当塾代表の光岡誠司先生と代ゼミの大御所、設楽雅司
先生との対談をお送りします。今月号では暗記方法について語っていただきま
した。
◎受験生へ・脳へ負荷をかけろ!◎
光岡「英語の勉強方法ですが、いろいろあるんですが、どの生徒も苦労してい
る単語の暗記、これはいかがですか?」
設楽「そうですね、まあ、日ごろ全員の生徒に対して言うのですが、人間、記
憶力に差は無いと。覚えられない生徒に限って自分の記憶力は良くないって言
うんですよね」
光岡「えぇ」
設楽「でも嘘です。逃げてるだけなんですよ。ですから私はね、言うんです。
受験までに何千語か覚えなきゃならない単語がある。するとそこから逆算する
とひと月にこれだけ、一週にこれだけ、一日にこれだけ覚えなきゃならない。
一日にすると少なく感じて覚えることは誰でも出来るんです。このように具体
的なノルマ、目標を立てない限り絶対無理です」
光岡「確かにそうですね」
設楽「そうして継続的に脳に負荷をかけることで、不思議と脳って柔らかくな
るんです。最初は4、5個を覚えるのさえ苦痛で、しばらくそれが続くんです
が、あきらめなければ、やがてある時からその苦痛がなくなって、スポンジの
ように単語を吸収出来るようになるんですよ。ちょうどマラソンランナーが、
最初きつくても途中から苦しみが無くなっていくような、ランナーズハイのよ
うな状態が来るんです。私はそれをもじってラーナーズ(learner's)ハイとい
っているんですけどね(笑)」
光岡 「なるほど(笑)。暗記の苦手な生徒はその一番苦しいところでやめてし
まう、本当はもうちょっとなのに。それで何も定着せずに知識がゼロになっち
ゃってまたもう一度スタートして、苦しいところでまたやめちゃうんです。結
局、何度も同じ苦痛を味わうんですよね。自分で自分をいじめてるようなもん
ですよ(笑)」
設楽「ホント、ホントその通り!」
光岡「私は新たに入塾した、今まで一日4個や5個しか単語を覚えていなかっ
た生徒に、いきなり“今から50個覚えよう”と言うんです。生徒はびっくり
しますよ。やったことがないから、はなからできるわけないと思っていますが、
最初だけ一緒に付き合って背中を押してやらなければならないんですが、生徒
はすぐにできるんですよ。もちろんある程度のコツというか、工夫は教えなけ
ればならないんですがね」
設楽 「まず一気にどれだけ頭に入るか教えるわけですね」
光岡 「そうです。仮に半分忘れたっていいんです。しっかり覚えたつもりの10
個だって使わなければすぐに忘れるんだから。それよりも実際に一日で40、50
覚えられたことが生徒にはすごい自信になってそれこそ一気に勉強のペースが
上がっていきますよ。そうなればしめたもの、何も言わなくても他の科目へ応
用してくれますよね」
設楽「なるほどねぇ、個別ならではの良い方法ですね。その位の脳への負荷は
絶対必要ですよ」
学生の皆さん、いかがでしたか。暗記は峠を越えれば何とかなるんです。是
非参考にして下さい。次回もお楽しみに!
magazine@tokkun.net
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◆プレゼント◆
毎回抽選で千円分の図書券を5名の方にお送りします。今月のキーワードは
イカリノノロシです。
メールアドレスと共にキーワードを入力していただければ応募の形になりま
す。ではhttp://tokkun.net
のプレゼントコーナーへ進んで下さい。その際ほんの一行でもメルマガの感想
などもついでに書いていただけると、とってもうれしいんです。
締め切りは3月末日まで。 尚、当選者にはメールでお伝えします。
また会員専用ページには、
goukaku
で、入る事が出来ます。必ず小文字で入力して下さい。
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◆データの杜◆
今月は「大学ランキング2002年版」(朝日新聞社)から、大学に関するユニ
ークなランキングをピックアップし、お届けします。
○特許ランキング
特許総件数(1994〜2000)
1位 東海大 265件
2位 東京工業大学 158件
3位 名古屋大学 134件
4位 東京大学 132件
5位 大阪大学 121件
○学長からの評価ランキング
大学改革で注目している大学(総合評価)
1位 慶應義塾大学 127人
2位 京都大学 94人
3位 立命館大学 83人
4位 東京大学 66人
5位 東北大学 51人
○教員賃金ランキング
教員賃金(教授50歳)
1位 東京工芸大学 690058円
2位 佛教大学 688500円
3位 上智大学 678048円
4位 中央大学 666900円
5位 阪南大学 664000円
○女子アナウンサーランキング
女子アナ数(総合)
1位 慶應義塾大学 23人
2位 上智大学 14人
3位 早稲田大学 12人
4位 東京大学 11人
4位 立教大学 11人
以上、たくさんある中の一部を取り上げました。またご紹介します。
magazine@tokkun.net
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◆ホームページおよび春期講習のお知らせ◆
2月14日よりホームページがリニューアルされました(経費節約の折、ひげ
のS先生が一人で一生懸命作りました)。身内が言うのも気が引けますが、こ
れが上々の評判ですので是非お立ち寄り下さい。
今回新しく、便利なリンク集を載せました。教育関連だけでなく、様々な役
立つサイト(学習用や辞書、新聞等のマスコミ関係、パソコン、趣味などなど
…)へリンクしています。
また“コラム”のコーナーを設け、生徒、講師、OBなどが書いてくれた興
味深い題材を載せています。「バスケットの歴史」「司法試験とは」「大学院に進学
する意味」などです。お読みいただいた感想などを掲示板にお寄せいただければ
さいわいです。
さらにさらに、「川柳バトルロワイヤル」も今月より第二回戦に突入しました。
3月いっぱい、ホームページに載っている川柳の中から、皆さんからの投票で
順位を決めて決勝進出作品を決定します。ゆくゆくは決勝投票を行いますので、
お楽しみに。
そして最後にリニューアル記念としてカウンター15000ヒットされた方に図
書券プレゼントがあります。詳しくはホームページにて。
今後も新企画が次々と登場する予定です。それでは、どうぞ!
http://tokkun.net
《春期講習会のお知らせ》
日程は教室によって異なります。参加を希望される方はお早めにお申し込み下
さい。詳しくはホームページをごらんいただくか、お電話にてお問い合わせ下
さい。
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◆編集後記◆
さて、受験シーズンも終わりに近付き、教室にもたくさんの喜びの声が届け
られました。そして卒業を迎え、おのおの新たなフィールドへ旅立ってゆきま
す。多くの塾生はこの教室ともお別れです。当教室に6年7年と長期間通って
くれていた生徒も多く、我々はさびしい限りです。新年度の準備に追われる一
方で“あのやんちゃ坊主がいよいよ医学部生かぁ〜”などと感傷に浸る今日こ
の頃です。
卒業生のみなさん、またぜひ教室に遊びに来て下さいね。地方へ行ってしま
う人、ホームページで会いましょう。
新たな道を歩み始める人たちにはどのような未来が待ち受けているのでしょ
うか?我々は、みんな頑張って欲しいと願いつつ、その後ろ姿を見送るだけで
す。
それぞれの人生、・・・夢に向かって、みんな、ファイト!
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