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個人特訓教室 メールマガジン
「 Person to Person 」
No.15 2002.8.8 ためになる教育マガジン
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http://tokkun.net
《目 次》 magazine@tokkun.net
●教育コラム・・・・・・・・・・・『生徒諸君へ!読書のススメ』逢坂喜郎
●教科の窓・・・・・・・・・・・・・・・・・・『ダイヤモンド』伊藤義巳
●ショートユーモア・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『油断大敵』
●講師のお薦めホームページ(HP)
●図書券プレゼントコーナー
●特別寄稿“生徒たちへ”・・・・・・・『イチローと受験勉強(2)』平井隆行
●お知らせ
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◆ごあいさつ◆
夏休み真っ最中です。生徒のみなさ〜ん、暑いですね、元気ですかぁ。外に出
て遊んでばかりいると、熱中症になりますよ。部屋の中で勉強していた方が絶
対安全です。そして夏休みといえば“読書”、今月のコラムは生徒向けに、逢坂
先生の『読書のススメ』です。
Let's go!
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◆教育コラム◆
『生徒諸君へ!読書のススメ』 逢坂喜郎
暑中お見舞い申し上げます。皆さんは、部活に勉強に励み、また旅行など楽
しんでいることと思います。ところで、夏休み前に宿題が学校から出されたは
ずです。忘れたとは言わせませんよ(笑)。
その中に読書感想文はありませんでしたか。中には読書が嫌で嫌で、「本な
ど見たくもない、まして感想文なんて」というような人もいるかもしれません
ね。実は私もそうでした。特に夏休みは楽しいことがたくさんあり、何もわざ
わざ面倒な読書をする必要はないと考えていました。でもそれが間違っている
ことに気付いたのはだいぶ後になってからのことでした。
大人が皆さんに読書を勧めるのは、刺激的で面白い情報を提供したいからで
はありません。その主な目的は考える訓練にあります。多少大げさに言えば、
人間は自分の知っている言葉を使ってしか考えられません。ですから、どれだ
け言葉を知っているかによってその内容は豊かにもなれば、乏しくもなります。
実際に、本をたくさん読んでいる人は多くの知識を身につけているだけでなく、
考える訓練も積んでいて、表現する内容も豊かで、たとえ話なども上手ですよ
ね。
確かに、刺激的で面白い情報を手に入れたいのなら本以外にも便利で手軽な
ものはたくさんあります。テレビや雑誌などのメディアがそうです。しかしそ
れらのメディアでは、感覚的、視覚的に情報を伝える傾向があります。したが
って一瞬の印象が情報の受け取り方に大きく影響してしまい、もしそれだけに
頼るようになると受動的で短絡的な思考回路が定着してしまいます。
一方、読書というのは、なるほど他人の書いたものを読まされているのです
が、脳の活動としてはテレビなどよりずっと活発なものなのです。読者は表現
を味わい、理解するために自分の頭で考え続けざるをえませんから。
ただでさえ暑いのに、街行く若者の言葉を耳にするとめまいがしてきます。
「ウザい」「キモい」「ムカツく」「マジっすか?」など、自分の感情を表現する
他の適切な言葉を知らず、多くの人が全く同じような言葉を使います。
意地悪く言えば、彼らの言葉を聞くと、茶髪、ピアスで個性を出そうという
努力虚しく、全員が感性の乏しい同じ人格に見えてしまいます。本や新聞を読
まないために、自分の頭で考えるべき時に、その材料となる言葉や情報を持っ
ていないのだなと。
ある調査によると、日本の15歳は世界の中で最も本を読まないそうです。
一方、図書館が充実し、親や先生、つまり大人がよく本を読む環境であれば子
供も本好きになるというデータもあります。ということは、本当は日本の大人、
私たちこそ、本好きにならなければならないのかもしれませんね。
面白い本があれば、私たちもホームページの読書コーナーでどんどん紹介し
ていきたいと思います。そこで興味のある本があれば図書館や本屋さんに足を
運んでみてください。また、夏休みというまとめて時間の取れる時にこそ、た
とえ先生達が薦める本でなくとも、自分でおもしろそうだと思えるものや長編、
難しそうなものにチャレンジしてみてはどうでしょう。必ず新しい発見がある
と思いますよ。
y.ohsaka@tokkun.net
◎講師の方々に聞いてみると、信じがたいことに、今の高校生で、あの川端康
成さえ知らないという事が決して珍しくないそうです。新しいお札、樋口一葉
大丈夫でしょうか?また、HPの掲示板、「VIVA読書」には多くの本が紹介さ
れています。ぜひお越しいただき、皆様のお薦めもお知らせ下さい。
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◆教科の窓◆
◎ 教室と社会をつなぐため、先月からはじまった教科の窓、先月の「英語の窓:
岡倉天心」も大変好評でした。今月も楽しいお話が聞けるでしょう。伊藤先生
が語る「化学の窓」です。どうぞ。
『ダイヤモンド』 伊藤義巳
ダイヤモンド、別名“金剛石”と呼ばれる石です。光輝くダイヤモンドが大
好きな女性がたくさんいらっしゃるかと思います。
しかし、ダイヤモンドの正体をご存知ですか?元素記号であらわすとただの
『C』。そうです。正体は炭素にすぎないのです。つまり、なんとあの冷蔵庫に
入っている“脱臭剤”(無定形炭素)や“鉛筆の芯”と同じ仲間なのです。
このように同じ元素からできていても性質が異なるものを化学では「同素
体」と言います。もちろんダイヤモンドで匂いは取れないし、字を書くことも
出来ません。なのに、もとは同じなんですよね。それが化学の不思議さです。
炭素原子(一粒一粒)が結合する際、そのつながり方次第で、まるで月とす
っぽんのように、まったく違った製品(物質)が出来上がるのです。
「夏休みの自由研究だ!」とばかり、鉛筆の芯を煮たり焼いたり、磨いたり
してもダイヤモンドはできませんからね。あっ、ただし逆にお母さんの指輪の
ダイヤモンドを使った実験にはくれぐれも注意して下さい。あくまでもダイヤ
モンドは炭素で非常に燃えやすいので、“それなり”の覚悟が必要です。
わずか1カラット=0.200gのダイヤモンド、とても高価です。しかし男性
のみなさん、女性にダイヤモンドをねだられたら、「ドウソタイでもいい?」と
聞いて、200円のシャーペンの高級替え芯を買ってあげましょう。
y.itoh@tokkun.net
◎脱臭剤かシャーペンの芯をダイヤモンドにできればノーベル賞ですね。その
前にすんごいお金持ちになりますね。化学勉強してみますか?
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◆ ショートユーモア◆
『油断大敵』
◎先月みなさまから“このコーナー続けても良いよ”という心暖まるメールを
多数(3通ですが…)いただきました。ありがとうございます!それに励まさ
れもう一作品いってみましょう。
★いつもいつもこわ〜い山口先生(仮名)。その日も生徒3人を前に、座って授
業をしていた。普段にも増して厳しい雰囲気。入試が近いというのに、全くエ
ンジンのかからない高校3年生にさっきからずっと熱弁を振るっているのだ。
「お前らなぁ、こんな“油断”してたら合格なんか絶対ムリなんだよ!自分の
状況をよく考えろ!」と、注意している、というより、叫んでいる。
さらに檄が飛ぶ。生徒3人の目をまっ正面から鋭い目つきで見据え
「お前らいいか、今から言うことを必ず、必ず一回で覚えるんだぞ!」
「じゃあ、ま(ず)」と、山口先生が言った瞬間、その時だった。
『ドッッス〜ンッ!!!』
爆音と共に、山口先生が生徒の目の前から一瞬にして消えた!
あろうことか、山口先生の座っていた椅子(いす)が壊れ、防御する事もでき
ず、赤ペンを片手に、座ったままの体勢を崩すことなく、それはそれは見事に、
こわれた椅子の上に落下してしまったのだ…
生徒の視界には机の上に出ている山口先生の白髪混じりの髪の毛と、赤ペンを
握ったままプルプル震える右手だけ。何があってもペンを放さない“プロ魂?!”
笑いたくても笑えない目の前の生徒。必死にこらえている。
立ち上がりたくても痛くて立てない山口先生。こっちだって必死だ。
山口先生は「痛い」とも言えず、さっきまで怒りまくっていた手前、照れ笑いも
出来ず…
教室中の目が山口先生の髪の毛と赤ペンに集まっている。
赤ペンと髪の毛がやっと動きだし、何事もなかったように立ち上がった山口先
生。
一言「ふーっ。危ないところだった」???
すると目の前の生徒がすかさず一言、
「センセイだって“油断”してんじゃん」
◎ほんとに笑いました、この時は。あっ、みなさんは笑っていただけました?
magazine@tokkun.net
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◆ 講師のお薦めホームページ(HP)◆
◎6月号から始まったお薦めHPです。第2回目、伊藤先生と逢坂先生のお薦
めです。
★『落語協会』★今回は日本の古典文化に親しんでいただこうと、落語のホー
ムページをご紹介します。現代社会において、落語はお正月のお笑い番組と笑
点くらいしか目に?耳に?することはないでしょうか。長く語り継がれてきた、
下町の人情物語や笑い話など、新鮮に感じることも多いはずです。数は少ない
のですが、インターネットで実際に落語を聞くこともできます。一度ご覧下さ
いませ。日本の文化史の一部でも堪能していただければ幸いです。(伊藤)
y.itoh@tokkun.net
★『Banker's web』★私のお薦めHPは、これです。銀行というとかなりお
堅いイメージがありますが、このサイトを見ればそんな常識など吹き飛んでし
まいます。「元ハードロッカーでありながら、ウケ狙いで銀行に就職」した人が
管理人ですから。内容的にも金融業界の裏話や仕事の苦労話など、単なる娯楽
として見ても十分に楽しめる内容です。(逢坂)
y.ohsaka@tokkun.net
◎私さっそく、落語協会のHPで『寿限無(ジュゲム)』を聞いて笑わせていた
だきました。http://tokkun.net から「講師のお薦め」ページへどうぞ。
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◆特別寄稿:生徒たちへ◆
◎先月号に引き続き平井先生の熱いメッセージです。前回の内容はHPメルマ
ガコーナーをご覧下さい。ではどうぞ。
『イチローと受験勉強(2)』 平井隆行
前回、なかなかやる気のでない人は、心のどこかに「この目標が達成できな
くても、いいか」という弱い気持ちが潜んでいるのではないか。「ひよわな志に
すぎなかった」のではないか、と書きました。
イチローは、常に大目標を心に掲げ、今日よりは明日の上達のために、それ
を達成するためのステップ=小目標を明確にして実行します。達成できないと
きは、それを修正して達成する。常に考えて行動している。これができないと、
普通の人。できる人は「強い意志の持ち主」と周りから評価され、自分の夢を
実現できる成功者になります。
「部活が忙しくて、勉強する時間がないんだ」「今日は勉強する気にならない
よ」。じゃあ、そんな人に聞きます。部活で勉強の時間がとれないから、目標(志
望校や成績など)を下げると言いたいのですか。どういう時になったら、勉強
する気になるんですか。
漠然とした目標だけでは、ただの夢物語です。必要なのは、夢を「言葉で具
体的に表した目標」と、そこまでの具体的ステップを作ることです。この作業
を「計画づくり=ブレイクダウン」と言います。この計画づくりには、時とし
て勉強そのもの以上の時間やエネルギーが必要です。そうすると、「勉強始めち
ゃった方が早いよ」。中には「計画を立てたときより、立てないでやった方が成
績がよかったよ」なんて言う人もいます。この考え方を否定はしませんが、い
いことはないでしょう。(社会人になって、仕事をするときも同じなのです!)
時間は限られています。他にもやらなければいけないことがある場合(学校
の勉強・部活・趣味など)、それがいくつもあるなら、なおさらゴールを明確に
設定すること。やるべき内容と時間を決めること。これがなくて達成できるの
は、ごく限られた場合だけでしょう。
この数年、『五体不満足』『だからあなたも生き抜いて』など、「普通でない
人」の生き方を書いた本が、大ベストセラーになっています。私も読んで「よ
っし、おれもひとがんばりしよう!」と思いました。読後「おれは、障害がな
いだけましだ」なんていう人もいます。こういうさもしい心の持ち主は論外に
しても、「こういう極限状態にいたから、やらなきゃどうしようもなかったから
できたんでしょう」と、本の作者の方が恵まれていると言わんばかりの意見を
聞いたことがあります。
そのとき私は思いました。「その甘えた気持ちがある限り、この人は、どんな状
況になっても成功できない」と。これらの本が多くの人の共感を得られる理由
は、その状況でも歯を食いしばって(あるいは、明るくひょうひょうと)自分
ができることをやりきったことにあるのでしょう。たいていの場合、目標は現
状より高いのですから、難しくて当然です。壁が立ちはだかります。でも、「志」
をしっかり持ち続けているから、達成できたのです。
宗教者の「祈り」に関する文を読んだことがあります。私には信仰はありま
せんから、関係ないと思っていました。しかし、自分の夢や目標は、言葉にす
ることで常に明確になり、仕事・勉強に邁進できます。以前、日本一のセール
スマンという人の話を聞いたことがあります。紙に書いた目標を机の前に貼っ
て、毎朝・毎晩、大声で10回読むんだそうです。このことと祈りの本質は同
じではないかと、素人ながら思っています。
来年の春には、自分の目標を達成して、笑顔で話をしましょう。2003年の3
月は、もう7か月後!です。
t.hirai@tokkun.net
◎『イチローは今年もイチロー僕二浪』という川柳がありました。これは力が
抜けてしまいそうな名(迷)句ですね。生徒の皆さん、イチローの強い意思を
見習い、目標、計画を書き出すことから始めましょう。ね、平井先生。
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◆図書券プレゼント◆
毎回抽選で千円分の図書券を5名の方にお送りします。今月のキーワードは“ダ
イヤモンド”です。(当たるのはダイヤモンドではありませんが…)
メールアドレスと共にキーワードを入力していただければ応募の形になります。
では http://tokkun.net のプレゼントコーナーへ進んで下さい。締め切りは
8月末日まで。 尚、当選者にはメールでお伝えします。
また会員専用ページには、
goukaku
で、入る事が出来ます。必ず小文字で入力し、(enterを押すのではなく)横に
あるOKをクリックして下さいね。
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◆お知らせ◆
★その1:HPに夏休み自由研究に役立つHPを載せました。何かヒントの欲
しい人はぜひご利用下さい。
★その2:みなさまの声をぜひHPの掲示板でお知らせ下さい。夏休み中であ
れ、お正月であれ掲示板は盛り上がりっぱなしです。
★その3:夏休み後半の講習会に若干の空きがあります。また8月30日31
日の特別講習も同様です。詳しくは各教室にお問い合わせ下さい。
ラストスパートをかけたい人、早めに申し込んで下さいね。
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◆ 編集後記◆
生徒の皆さん、早いもので、長いはずの夏休みも半分が終わります。ここまで
計画通りに進んでいますか?狂ってしまった人、まだまだ修正すれば間に合い
ますよ。あきらめない、あきらめない!もう一度スタートすればいいんです。
部活動も佳境に入っているでしょうが、たくさん本を読んだり、自然に触れた
り、夏休みだからこそできることを探してチャレンジしましょう。
故郷に帰っている人も楽しい時間を過ごしたあとは、HPでライブカメラでも
見て下さいね。受験生が先生たちと一緒にこの夏休み、精一杯頑張っています
よ。受験生から“やる気”をもらって、君たちも頑張ろうよ。受験生たちの熱
い戦いはまだまだ続きます。
もちろん、宿題はちゃんとやるんですよ。
夏休み最後の8月30日、31日、今年はゆっくりできるかな?
magazine@tokkun.net
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