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個人特訓教室 メールマガジン
「 Person to Person 」
No.16 2002.9.9 ためになる教育マガジン
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http://tokkun.net
magazine@tokkun.net
《目 次》
●教育コラム・・・・・・・・・・『公教育:ゆとり以前の問題』光岡誠司
●教科の窓・・・・・・・・・・・・・・『一夫一婦制のルーツ』逢坂喜郎
●2002年、第三回優秀川柳発表!+ワールドカップ川柳だ!
●図書券プレゼントコーナー
●緊急特集・・・・・・・・・・・・・『ゆとり教育:父母アンケート結果』
●お知らせ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・生徒HPなど
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◆ごあいさつ◆
新学期です。終わってみると夏休みも短いものですね。生徒たちは真っ黒に日
焼けした、たくましい顔で教室にもどって来ました。頭を学校モードに切り替
えて下さいよ。一方遊びをがまんした受験生たちは「もう秋だぁ〜」とますま
す気を引き締めています。
天高く馬肥ゆる秋!当塾代表、光岡先生のコラムからスタートです。
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◆教育コラム◆
『公教育:ゆとり以前の問題』 光岡誠司
ある国立大学の教授が知り合いの高校教師に文句を言ったそうです。「最近
うちの大学に来る新入生の学力は悲惨、授業にならんよ。高校でちゃんと勉強
させといてもらわんとなぁ」
すると高校教師は「何をおっしゃる。君んとこの大学がそんな生徒でも入学さ
せているんだろう」
このやりとりこそ現在の高等教育問題の縮図です。すなわち没個性大学VS無
責任高校です。
ゆとり教育が議論される前から、学力低下問題をさまざまなデータをもとに
世間に訴えかけてきたのは、常に大学側です。それに対し、公立高校、文部科
学省側はその問題の存在すら認めず、学力観が変わったなどという反論を展開
していました。
もう我慢の限界とばかり、国公立大学の大半は2004年の大学入試(現在の
高校2年生受験)において受験科目を5科目から7科目へと増やすことを決定
するのですが、そうなれば受験生にとってはかなりの負担増で、当然早めの対
策が必要です。ところが生徒を抱える公立高校側では、学区のトップ校ですら
それに向けた具体的、積極的対策が取られていません。
6月号のメルマガで告発したとおり、東京都進学強化指定校の戸山高校でさ
え、目を覆いたくなるような惨状です。それどころか、この夏休み、なんと都
立高校での多数の教師の組織的なズル休みが大々的に報道される始末です。
「学力低下」とはとりもなおさず「教育力低下」なのです。
これでは国公立大学のレベルアップの目論見がはずれることは自明です。高
校側の協力無しでは、3科目以下で受験できる私立大学に対し、7科目の国公
立大学受験は、生徒の負担の差があまりにも大きく、国公立は受験生から敬遠
されると思われるからです。もともと国公立大学の入試は90年までは7科目
でした。当時も受験科目数が多いことを嫌われ、受験生が集まらず、国立大学
のレベル低下が叫ばれた結果、現在の5科目以下に削減した経緯があります。
大学単独で高いレベルの授業を維持しようとするならば、大胆な定員削減し
か方策はないはずです。単に受験科目数を元の7科目に戻すだけというのはい
かにも安易、しかもなぜ一斉に増やす必要があるのでしょうか。
そもそも、小、中、高校での授業時間を減らしておきながら、大学入試の科
目を増やすなどということはどう考えても整合性のない改革です。個性の出せ
ない国公立大学、責任を果たせない公立高校では、本当に学びたいと思う人材
であっても勉強する気が失せてしまうというものです。
大学側は護送船団方式の入試制度いじりをやめ、高校側は自らの教育力低下
を謙虚に認める、その上で両者が協力して人材を育てるという理念に基づいて
教育改革に取り組まない限り、どのような改革も受験生やその父母を惑わすだ
けの結果に終わると断言できます。あらゆる段階において、公教育に携わる方々
の問題認識の共有を切に望みます。
s.mitsuoka@tokkun.net
◎なるほど、「学力低下だ!」などと騒ぐのは、今の生徒、父母に失礼でしょう
か。「教育力低下」こそが問題の根源ですね。
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◆教科の窓◆
◎教室と社会をつなぐための教科の窓、まだ第3回目ですが、うれしいことに
評判がいいんです。今月は、逢坂先生が語る「歴史の窓」です。昔の女性は弱
かった?
『一夫一婦制のルーツ:政子』 逢坂喜郎
平氏を倒した源頼朝。彼はかなりモテたと言われています。例えば、妻の北
条政子が妊娠して里帰りしている間に亀前(かめのまえ)という愛人をつくっ
てしまったことがありました。よくある話しと思いきや… 後に「尼将軍」と
呼ばれるほど気性の激しい政子がこれを知ったからさぁ大変。なんと政子はあ
る人に頼んで、亀前の屋敷を破壊して彼女を追放してしまったのです。
これに怒った頼朝は亀前を連れ戻すのですが、政子も負けていません。今度
は自分の父・時政に告げ口して北条一族ともども伊豆に引き上げてしまいます。
今でいう「実家に帰らせてもらいます!」の拡大版といったところでしょうか。
さすがの頼朝もこれには参り、亀前を静岡に追放し、政子に謝罪したそうです。
記録を見る限り「一夫一婦制」を最初に実行したのは源頼朝となっています
が、正確には「最初に実行させたのは政子」とすべきでしょうか。実際、正妻
である政子以外の女性が生んだ子供たちは家族名簿から抹消されているのです。
武家の女性は男性を陰で支えるというイメージは鎌倉時代には当てはまらな
いようです。兄弟たちと並んでも女子が財産を相続することはできましたし、
時には女子が跡継ぎになる場合もありました。地頭(各地の国有地・私有地の
管理にあたる者)になる女性もいたということですから、この時代の武家の女
性は強くなくては務まらなかったのでしょう。
最近は女性が強くなったと言われますが… 学校では教わらない歴史ですね。
参考「ビジュアル日本の歴史」
y.ohsaka@tokkun.net
◎お父さま方、いったい女性は強くなったのか弱くなったのか、秋の夜長に政
子、あっいや、奥様の寝顔でも見ながらじっくり考えてみませんか?
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◆2002年、第三回優秀川柳発表!+ワールドカップ川柳だ!◆
◎お待ちかね、特訓教室川柳です。応募数は増え続け、今回はなんと815句で
した。誠にありがとうございました。全作品を講師、生徒に採点してもらった
上、川柳選定委員会がじっくり選んだ優秀作品です。その上、今回は去ぎし夏、
あの祭典を惜しんで、特別に「ワールドカップ川柳部門」を設けました。
※選ばれた方には図書カードをお送りします(金賞:3千円分、銀賞:2千円
分、銅賞:千円分、優秀賞:5百円分)。さぁ!いよいよ発表です。どうぞ。
***『塾、勉強部門』***
★金賞★:■塾講師 新期生には優しくて…
☆銀賞☆:◆犠牲者と 知らずに喜ぶ ゆとり教育
☆銅賞☆:◇皿洗い 断る理由は「さあ勉強」
◇生徒より 心の教育 政治家に
***『一般部門』***
★金賞★
■ヴィトンさげ 100円ショップ うろつくな
☆銀賞☆
◆はかまいり うっかり転んで なかまいり
☆銅賞☆
◇ATM 機械に返事 おばあちゃん
◇銃撃戦 北朝鮮から 来た挑戦
***『ワールドカップサッカー部門』***
★金賞★
■日本戦 生徒は来るかと 外を見る
☆銀賞☆
◆ピッチでも 海でも戦争 韓国軍
☆銅賞☆
◇道頓堀 ワニでも放せば 飛び込まず
◇朝、友に 「おはよう」がわり 「試合見た?」
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★優秀賞★金銀銅以外にも甲乙つけがたい秀作がたくさんあります。塾、一般、
そしてW杯部門から各5句を入選とさせていただきました。
■『塾、勉強部門』
※ 台風よ も一度来てくれ テスト前(呼びに行きたいくらいでしょ)
※ 参考書 買って気休め 受験生(あると安心しちゃうんです)
※ 寝苦しい 夏こそ読書 すぐ熟睡(ホントよく効く睡眠薬)
※ カルシウム どんなに取っても 伸びない背(成績伸ばそう!)
※ 授業中 寝るかしゃべるか ケータイか(おい!)
■『一般部門』
※ ダイエット 犬を抱えて 散歩する(犬の立場が…)
※ この財布 ふくらんできた レシートで(たまるんだよなぁ)
※ 大雨と なると外出る アナウンサー(危ないってば)
※ 香料も 考慮に入れる 新製品 (何を食べたらよいのやら…)
※ 金利いま 銀行あずけて 銅貨だけ(金、銀、銅、お見事!)
■『ワールドカップサッカー部門』
※ 選手より イエローカード フィファに出せ (いつももめてんだから)
※ サポーター? ブルーのネクタイ しめてく夫 (やっぱ気合入れないと)
※ 名選手 たいがい奥さん いるのよね (そういう見方も…)
※ ちびサッカー どっちのチームも 勝たせたい(本人はプロ気取りですし)
※ 韓国の 勝利に心中 複雑だ(本音ですね)
◎以上の作品を投稿して下さった方、賞品の図書カードをお送りいたします
ので、メールでのご連絡をお待ち申し上げます。今後も特訓教室川柳をよろ
しくお願いします。惜しくも入賞を逃した作品もHP上にありますので、ぜひ
ご覧下さい。ついでに投票を、更についでに投稿を!次回はお正月です。
magazine@tokkun.net
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◆緊急特集◆ ゆとり教育アンケート(担当:伊藤)
◎本年6,7月に当教室(代々木、中川)に通っていただいているご父兄を対象
に、「ゆとり教育」に関するアンケートを実施いたしました。詳細はHPの方に
掲載いたします。ここではその中でも象徴的な部分を抜粋して結果をご紹介し
たいと思います。
◆休みになった土曜日を有効利用していると思う。
(はい:22%・いいえ:41%・どちらともいえない:34%)
◆土曜日の午前中は勉強している
(はい:12%・いいえ:76%・わからない:7%)
◆教科書内容の削減について、基礎基本に専念できて良いと思う。
(はい:0%・いいえ:59%・どちらともいえない:32%)
◆私立と公立の差が大きくなると思う。
(はい:80%・いいえ:0%・どちらともいえない:15%)
◆通知表の絶対評価は、子供が頑張った分だけ評価される良い制度だと思う。
(はい:27%・いいえ:7%・どちらともいえない:61%)
◆総合的な学習に期待している。
(はい:24%・いいえ:24%・どちらともいえない:44%)
◆総合的な学習は効果があると思う。
(はい:12%・いいえ:12%・どちらともいえない:59%)
◆学校でお子さんが身に付けるもので最も期待するものはなにか。
(読み書き計算能力:24%・受験に向けた学力:20%・社会性:40%・
表現力:24%・論理的思考力:41%)
◆上で期待したものに関して現在学校は答えてくれている。
(はい:7%・いいえ:36%・どちらともいえない:46%)
私どもは一貫して今改定に反対してきましたが、親御さんがこれほどの危機感
を共有されていることに驚かされました。もちろん当塾にご参加いただいてい
る方のみの集計ですので、全父母の総意とは限りませんが、新聞報道などでも
同様の傾向の調査結果が出されています。
この中で今改革に関し、肯定的意見が上回ったのは唯一絶対評価に関してのも
のでしたが、それについても先月号で中田先生が指摘したように、高校入試に
関しては大きな問題があります。
さすがに形勢不利と思ったか、何の総括も反省の表明もないままに、早くも文
部科学省は『ゆとり教育』の軌道修正を図りつつあります。今後も注目です。
◎次回は皆様から寄せられた声をご紹介させていただきます。それにしてもこ
んなに反対の多い改革がなぜ実現してしまったのでしょうかねぇ?
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◆図書券プレゼント◆
毎回抽選で千円分の図書券を5名の方にお送りします。今月のキーワードは
“イップイップセイ”です。メールアドレスと共にキーワードを入力していた
だければ応募の形になります。その折、たった一言でも感想をお書きいただけ
るとありがたいのですが…ぜひよろしくお願いします。
では http://tokkun.net のプレゼントコーナーへ進んで下さい。締め切り
は9月末日まで。 尚、当選者にはメールでお伝えします。
また会員専用ページには、
goukaku
で、入る事が出来ます。必ず小文字で入力し、(enterを押すのではなく)横に
あるOKをクリックして下さいね。
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◆お知らせ◆
★その1:予告!9月25日ホームページが衣替えします。現在のジャパンブ
ルー?も好評ですが、トルシエからジーコに代わったように、我々も
更なる進化を目指し、よりクールなHPにしてみようと思っています。
アイディア募集中!です。
★その2:漢字検定が10月19日(土曜日)に代々木、中川両校で実施され
ますが、一般の方も受験できます。我こそはと思われる方どうぞお申
し込み下さい。締め切りは9月14日です。お早めにお願いします。
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◆編集後記◆
夏期講習は本当に大勢の生徒が参加してくれました。全期参加で頑張り抜いた
生徒も多く、かなりの実力アップをしたはずです。講習最終日には「生まれて
初めてこんな勉強したよぉ」などと言いながら、うれしそうに帰っていきまし
た。講師陣も負けていません。夏休みゼロの人気講師も多くいました。
そんなわけで、夏の間、講師陣は誰もメルマガ作成に協力してくれなかったの
です(とほほ…)。さて、暑いながらも秋です。来月号からは全講師一丸となっ
ておもしろいメルマガにチャレンジしますから、ご期待下さい。
みなさまからのご意見、ご感想も心よりお待ちしております。
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