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◆個人特訓教室 メールマガジン◆
「 Person to Person 」
No.31 2003.11.6 ためになる教育マガジン
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http://tokkun.net
◎熱い戦いはこれからだ!◎ magazine@tokkun.net
●教育コラム・・・・・・・・・・・・・・『教育関連マニフェスト』鮓谷喜也
●先生の読書・・・・・・・・・・・・・・ご父兄向けおすすめ本第2弾特集
●教科の窓・・・・・・・・・・・・『牛乳をおいしく“食べよう”』伊藤義巳
●ショートユーモア・・・・・・・・・・・・・・『10月スットコ君大集合』
●データの杜・・・・・・・・・『不登校生徒“大変だ派”VS“大丈夫だ派”』
●プレゼントコーナー
●お知らせ
●アンケートご協力のお願い
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◆ごあいさつ◆
今年もすでに11月、気温が下がるにつれて、我々塾講師や受験生たちは身
も心もぐっと引き締まります。『さぶ〜』と言いながら、夕方教室に飛び込んで
くる生徒たちですが、授業が始まれば講師も徐々にヒートアップ、外の寒さが
うそのように、熱い授業が展開されています。
熱い戦いといえば、選挙ですね。候補者の威勢の良い演説は結構なんですが、
どうも教育に関することになると、熱意が今ひとつ伝わってきません。今回の
選挙は、これまでになく教育が取り上げられていることだけは確かですが、教
育問題を熟知している政治家は少ないと言われ、教育に対する予算が低いと指
摘される日本、各党どのように教育をとらえているのでしょう。
塾講師としましては“ホントにわかってんの?”と聞いてみたくなります。
そこで、今月のコラムは趣向を変えて、各政党の政権公約、いわゆる『マニフ
ェスト』を調べてみました。
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◆教育コラム◆
『各政党が唱える教育関連マニフェスト』 鮓谷喜也
11月9日は衆議院総選挙です。今回は各政党の唱える声明文の中でも教育
関連の部分に着目、抜粋し、皆さんにご紹介させていただきます。尚、本来は
教育の一部であるところの文化・芸術・スポーツ関連のマニフェストはスペー
スの都合により割愛させていただきました。(現在の獲得議席順です。)
■自民党■ http://www.jimin.jp/
○“確かな学力”の育成として少人数授業、習熟度別指導など個に応じた指導
を推進し、授業がわからない子供ゼロを目指す。教える側にも教員評価制度
を確立し、優れた教員の確保を行う。
○社会の規範や公共心、他人を思いやる心をしっかり身に付けさせるために、
家庭・学校・地域社会が一丸となって“豊かな心”の育成を進める。
○地域に開かれた学校づくりを進めるため、学校における情報公開と自己評価
を推進する。また、中高一貫校の設置を促進する。
○特色ある大学教育の取り組みへの支援を進める。また、世界最高水準の大学
院や法科大学院など高度専門職業人を育成する大学院を支援する。
○私立学校の振興を図り、私学助成の充実に努める。
○教育基本法及び関係法令を改正し、郷土や国を愛する心をはぐくみ、公共心
と道徳心あふれる日本人を育成し、家庭や地域の教育力の回復を目指す。
■民主党■ http://www.dpj.or.jp/
○一人ひとりの子供にきめ細かく目が行き届くようにするため、少なくとも小
学校3年生以下のクラスはすべて30人以下にする。
○「学校5日制」や学力低下問題に関する親の不安の解消、学習指導内容を含
む自治体の教育権限の充実、保護者・地域住民の学校運営への参画の推進、
学校評価制度の導入に関して「教育基本計画」を策定し、平成18年度から
「平成の教育改革」を順次実施。
○無利子奨学金の貸与額を50%引き上げる。また、授業料の減免措置を行う
高校への財政支援を拡充する。
■公明党■ http://www.komei.or.jp/
○イギリスの学校理事会制度を志向し、地域住民や保護者が学校運営に参加で
きる「学校評議会」を創設する。
○英語教育を公立小学校に導入する。その際英会話学校の講師派遣など民間を
活用する。中学校卒業段階で日常英会話ができるようになることを目指す。
○平成17年度までに、スクールカウンセラーを全中学校に配置する。
○「わかる」授業をめざし、すべての小中学校に補助教員を配置し、
様々な経験を持つ社会人や専門家等の活用を大幅に拡充する。
○希望者全員が受けられる奨学金制度にする。
■共産党■ http://www.jcp.or.jp/
○欧米並みの「30人学級」を実現する。
○義務教育費国庫負担金制度の縮小・廃止を阻止する。
○私学助成の増額と私立校の父母負担軽減、学費値下げと奨学金拡充を行う。
○政府の教育介入の仕組みをやめさせ、父母、子ども、教職員、住民が中心の
「地域発、学校発の教育改革」にきりかえる。
○教育基本法の改悪の動きに反対し、基本法を生かす方向にきりかえる。
■社民党■ http://www5.sdp.or.jp/
○「こどもの権利条約」を中心に、日本国憲法・教育基本法をあらゆる教育の
場に根づかせ、具現化していく。
○「国を愛する心」などを教育基本法の条文に規定することは憲法19条「思
想・良心の自由」に抵触すると考え教育基本法の改悪を阻止する。
○教育予算を世界水準であるGDP5%とするため「10ケ年計画」を作る。
○完全学校5日制を学校ルネッサンスとして取り組む。学校は競争するための
ものではなく、友達を作り、学ぶ楽しさを知るところであり、それにより真
の創造力が身につくものと考える。
○イギリスの学校理事会制度を志向し、「学校評議会」を創設する。
○私学助成を進め、公私間格差の是正を積極的に進める。
○教育の地方分権を一層の推進をする。そのために地方教育委員会に予算権を
付与し、地域の実態を反映した教育計画の推進を可能とさせる。
■保守新党■ http://www.hoshushintoh.com/
○人間教育の第1の責任は親にあると考え、家族の絆を大切にし、家庭教育を
積極的に支援する。
○教育基本法の成果を受け継ぎつつも、それを見直し、わが国の文化・伝統・
歴史を継承し、国際社会の中で活躍できる誇り高き日本人の育成を目指す。
○学習指導要領の見直し、学力の向上を図る。ゆとり教育は見直す。
○教員の質の向上を図り、地域と学校の現場裁量権を拡大させる。
○学制を見直し、中高一貫、飛び級、習熟度別学習を導入する。
○科学技術立国の創造のために高等教育に積極的に投資する。
以上です。明確に公約が異なるものとしては、教育基本法の改正問題が挙げ
られます。改正を推し進める自民・保守に対して、それを阻止させ基本法に合
致させることを目指す社民・共産があります。「ゆとり教育」「学力低下」に対
する答えとしては週5日制の撤廃を謳う民主に対し、さらに週5日制を推し進
めようとするのは社民です。
逆に各政党のマニフェストには共通部分も多く存在します。地域に開かれた
学校を目指すこと、学校の評価方法の確立、少人数制の実施などです。
塾のメールマガジンという性格上各政党のマニフェストの良し悪しはここ
で述べませんが、皆さんはどのようにお感じになったでしょうか。
y.sushitani@tokkun.net
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◆ショートユーモア◆
『10月スットコ君大集合』
◎さぁ、かたい話のあとは、スットコ、スットコ。先月のスットコは、たくさ
んおほめのお言葉を頂きました。さ〜て今月は?
★文字数かせぎ★
社会の歴史分野。こんな問題だったと思います。
“伊藤博文の業績を30字以内で簡潔に書きなさい。”
字数指定のある問題のセオリーとして、少なくともその8割は欲しいところ。
生徒(中2)の答案には、字数かせぎの涙ぐましい努力のあとが…
「伊藤博文は、かなり有能な内閣総理大臣でございます。」(25字)
*日直(“ございます”とは。私も自信ありませんが、「初代内閣総理大臣とし
て1889年大日本帝国憲法を発布した」1889年で5字かせぎました(笑))
★うっふ〜ん★
I go into the bathroom and take a shower. Then I shave and get dressed.
先生『訳しなさい』
生徒『私は風呂に入りシャワーを浴びる。そしてヒゲを剃ってドレスを着る』
*日直(「ヒゲを剃ってドレスを着る」って…、あやしいパーティー?(爆)。
念のため、get dressedは「服を着る」「身支度をする」です)
★ゆ(う)そう★
先生『AO入試の結果はどうだった?』
生徒『明日、輸送されます』
*日直(なにかとっても大きなものが届きそうです)
★イッポ〜ン!★
柔道部のT君は体も大きいのですが、字も大きいのです。
先生『お前は、相変わらず字がでかいなぁ。解答欄からはみだしてるぞ』
生徒『生まれつきです』
*日直(さすが柔道部、返し技が決まりました)
★イオンサプライ★
先生『CMで聞いたことあるでしょ。人間の約何%が水でできているかって』
生徒『えーと、120%くらい』
先生『おぼれとるやん!』
*日直(まぁ正確にはおぼれとりませんが…、おもしろい)
☆番外編☆
授業後コンビニに宅急便を出しにいった時のことです。
店員『○○○円になります』
私 『はい、領収書をください』
店員『え・・・?』
私 『領収書をください』
店員『あ、ヨーグルトですね』
*日直(授業後までネタを拾っていただき…、ごくろうさまでございます)
◎ふ〜相変わらずでございます。 http://tokkun.net/2002-10/kokuban.htm
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◆先生の読書◆
●ご父兄におすすめの本●
◎前回の特集に続いて第2弾です。今回は教育分野に限らず、先生方に推薦し
てもらいました。
★光岡先生★
●『影響力の武器』ロバート・チャルディーニ著(誠信書房 3,300円)
アメリカで注目を集めつつある心理学者の本です。『なぜ人は動かされるの
か』を徹底的に解き明かします。高が知れた私の読書の中ですが、本書は同種
の本の中で比較を絶してすばらしく、興味のある方にはお薦めしたいと思いま
した。学問的で、多岐にわたる考察がなされているにもかかわらず、著者自身
がセールスマンになりすましたりするなど、例証や実験が豊富で具体的。その
上それを見事に体系立った形でわかりやすくまとめ上げています。こじつけの
論理は一切見られず、その文章力によるものか、読めば必ず心理学(人間行動
学)の基本が身に付くように書かれており、しかも実社会で活かせるような工
夫が一杯です。各章の終わりにまとめがほどこしてあるのも大助かりです。川
に飛び込む阪神ファンの心理もよ〜くわかります。
★関根先生★
●『女性はどう学んできたか』杉本苑子著 (集英社新書 680円)
題名通り女性がどのように学問と関わってきたかについて言及した本です。学
者が書くと文献やこれまでの学問成果に基づいた小難しい研究書になりますが、
著者は言わずと知れた歴史小説家です。想像力を駆使して、日本史や国文学に
興味がない人でも楽しく読める書に仕上げています。配列は年代順ですが、章
ごとに違う人を取り上げているので、興味のある章から読むことも出来ます。
一章が大して長くないので、通勤、通学途中に読む本としては最適です。
★和田先生★
●『本格小説(上・下)』水村美苗著 (新潮社 上1,800円 下1,700円)
「東太郎」という一人の男の人生が、戦後の日本とアメリカ、世代と世代、そ
して異なる語り手の思惑と、時空と視点を跨いで物語られます。読み手は話が
フィクションなのか真実なのかの判別がつかなくなり、いつの間にか男の周辺
にいる人々と世界を共有している感覚に陥ります。どうして人は自分以外の人
間の人生に憧れ、それに余りにも魅せられてしまった人は、誰か別の人に語り
継がずにいられなくなってしまうのか。自分の人生の中に抱えて来た秘密も、
晩年になると他人に語り明かしてしまいたくなるのか。物語りたいという普遍
的な欲求に透けて、人生に対する希求や未練、この世に何かの形で残りたいと
いう願望と本能など、人の生命力に関する色々なものが見えてくる、魅惑的な
作品です。
◎先月同様、まだまだお薦め本はあるのですが、このコーナーが長くなりすぎ
ますので、メルマガの一番後ろに付け加えました。ぜひぜひご覧下さい。
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◆教科の窓◆
◎今回は伊藤先生が理科の実験を紹介してくれます。どなたでも簡単にできて、
しかもおいしい化学です。
『牛乳をおいしく“食べよう”』 伊藤義巳
冷蔵庫にあった1リットルのパック牛乳。ふと見ると賞味期限が迫っている。
こんなにたくさん飲めないし・・・。そこで、鍋、キッチンペーパー(ふきんでも
結構です)レモン1,2個またはお酢、それとザルをご用意ください。
まず牛乳を鍋に入れ、50℃くらいに弱火で温めます。沸騰させないように、
膜ができないように注意して下さいね。火を止め、そこに1〜2個分のレモン
汁(または酢)を加えながら、軽くかき混ぜます。いかがです?しばらく置い
ておくと、何か白いかたまりのようなものが出来てくるはずです。これは、た
んぱく質が酸性になることによって固まるからなのです。この現象はたんぱく
質の変性と言います。ゆでたまごの白身が固まるのもその一種です。
さて、固まりが多くできたら、ザルにキッチンペーパーを二重に(あるいは
ふきんを)敷いてろ過します。この時、ろ過された液体は乳精とよばれるもの
で、これにシロップなどで味付けして飲めば、栄養満点のジュースです。
キッチンペーパーに残った白い固形物、これが実はカッテージチーズと呼ば
れるものです。冷やして、ジャム、はちみつなどをかけて食べても美味しいで
すし、マヨネーズやバターを混ぜ、パンに塗って焼いても、さらにサラダに入
れ、洋風、和風を問わず、ドレッシングをかけても、単にわさび醤油で食べて
もOKです。牛乳の温度を変えるだけで味も変わります。いろいろ応用できま
すから、親子でオリジナルレシピを試してみてはいかがでしょう?
◎実はこの実験、教室で生徒たちとやってみましたが簡単に成功(^^♪。牛乳と
レモン水だけでできちゃいました。ところでHPに写真入りで解説してありま
すので、ご覧下さい。 http://tokkun.net/jikken/jikken1.htm
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◆データの杜◆
『不登校生徒“大変だ派”VS“大丈夫だ派”』
◎超高度情報化社会といわれますが、データを使いこなすのは本当に難しい。
例えば、不登校急増、大変だ!とマスコミが騒ぐ一方で、学校が悪いんだから、
この程度当たり前、大丈夫だという主張もあります。『大変だ派』『大丈夫だ派』
双方が用いるデータをご紹介しましょう。
● “大変だ派”データ●
『中学生不登校生徒数の推移』
文部科学省で公表されるデータです。平成3年度、不登校の割合は全体のわず
か1.04%、54,172人だったのが、少子化で全体の生徒数が減り続け
ているにもかかわらず、逆に不登校は増加の一途。平成10年に10万人の大
台を超えました。さらにその後…
(平成4年:58,412人 1.16%)
|
平成11年:104,180人 2.45%
平成12年:107,913人 2.63%
平成13年:112,211人 2.81%
平成14年:105,342人 2.73%
平成14年でやっと増加傾向にいったん歯止めがかかりましたが、それまでは
毎年増え続け、どうなってしまうのかと不安にさせる大きな問題です、が…
● “大丈夫だ派”データ●
『不登校生徒割合国際比較(2003年発表)』
OECDによって調査された、27カ国の生徒(15歳)の不登校の割合です。
第1位:スペイン 34%
第2位:デンマーク 33%
第3位:ポーランド 29%
第13位:アメリカ 20%
第26位:韓国 8%
|
第27位:日本 4%
あれ?世界一、ずば抜けて、学校大好き日本人15歳の姿がここにあります。
◎それにしても34%が不登校のスペイン、先生たちは失業状態?
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◆図書券プレゼント◆
★ホントのことを申し上げますと、先月の「おすすめ本プレゼント」は好企画
だと思ったのですが、応募数が少なくてがっかり(>_<)。今月は通常のパターン
に戻し、5名の方に抽選で千円分の図書券をお送りします。今月のキーワード
は"カッテージチーズ"です。
メールアドレスと共にキーワードを入力していただくだけで応募になりますの
で、ぜひご参加下さい。
その折、たった一言でもご感想をお聞かせ下さい。これまでにお寄せいただい
たご意見も、じっくり拝読し、参考にさせていただいております。
では http://tokkun.net のプレゼントコーナーへ進んで下さい。今月の締め
切りはやや早く『11月24日』です。ご注意下さい。当選者にはメールでお
伝えします。また会員専用ページには、
goukaku
で、入る事が出来ます。必ず半角小文字で入力し(enterを押すのではなく)
横にあるOKをクリックして下さいね。
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◆お知らせ◆
★その1:11月10日、HPの掲示板を大きく変更します。より見やすく活
発な意見交換ができるよう工夫をする予定です。新しい掲示板もで
きますので、ぜひぜひお立ち寄り下さい。お楽しみに。
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◆アンケート(お願いと前回アンケート結果)◆
前回同様のアンケートです。以下の項目の右にあるアドレスをクリックしてい
ただくだけで投票できる仕組みです。ご協力よろしくお願い申し上げます。リ
ンクがかかっていない場合は、コピー&ペーストでクリックしていただけると
とってもうれしいのですが…。お願いします。
●今月のメルマガでもっとも気に入ったコーナーはどれでしょうか?
(複数回答可)
1.教育コラム http://tokkun.net/merumaga-enq/answer1.htm
2.ショートユーモア http://tokkun.net/merumaga-enq/answer2.htm
3.先生の読書 http://tokkun.net/merumaga-enq/answer3.htm
4.教科の窓 http://tokkun.net/merumaga-enq/answer4.htm
5.データの杜 http://tokkun.net/merumaga-enq/answer5.htm
6.図書券プレゼント http://tokkun.net/merumaga-enq/answer6.htm
7.その他 http://tokkun.net/merumaga-enq/answer7.htm
◆10月号のアンケートご協力、ありがとうございました。前回のアンケート
結果は以下の通りです。10月号のメルマガはHP上でご覧いただけます。
*10月号メルマガでもっとも気に入ったコーナーはどれでしょうか?
第1位 教科の窓(光岡先生:月に残る日本のガリレオ):12票
第1位 ショートユーモア(8、9月スットコ君大集合):12票
第3位 先生の読書(ご父兄向け、教育関連おすすめ本:8票
第4位 教育コラム(逢坂先生:理念先行の危うさ):5票
第4位 データの杜(フレーフレー先生!):5票
第6位 おすすめ本プレゼント:2票
magazine@tokkun.net
◎ご意見などもどしどしお寄せ下さい。ありがとうございました。
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◆編集後記&おすすめ本◆
◎日本シリーズが終わったと思ったら、今は選挙で大騒ぎ。もちろん、当メル
マガはニュートラルですが、あまりにも政治家の教育問題に関する無知、最近
の若者の政治的無関心が言われるため、思い切って『政治』を取り上げてみま
したが、いかがでしたでしょうか。ご感想などございましたら、ぜひメールで
お聞かせ下さい。国の大きな資源である、人と教育、各党もっともっと積極的
に具体的に教育問題に取り組んで欲しいものです。
さて、生徒諸君。秋は行事の多い季節ですね。運動会、体育祭や文化祭、もう
終わって、今は修学旅行でしょうか。先生たちにもそれぞれ懐かしい思い出が
あります。一生懸命やればやるほど充実した時間になって、後々までなつかし
く思い出すものです。それにしても、文化祭準備や修学旅行だと平気で徹夜も
できるのに、なんでテスト勉強だとすぐに眠くなるんでしょう(笑)。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆《おすすめ本続きです》◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
●逢坂先生●
★『拒食症と過食症』山登敬之著 (講談社現代新書 680円)
拒食症・過食症の問題は主に思春期の女子の問題とされてきましたが、過剰な
「瘠せ願望」は今では男子にも見られる問題です。本書は精神科医である筆者
が、小学生・中学生・高校生の拒食症の事例を紹介し、そこにみられる問題を
臨床学的に考察しています。表面的には正反対の拒食症・過食症ですが、患者
の持つ不安や欲求には共通した問題があり、克服しなければならない青年期の
課題や母子関係について正しい理解が必要だと述べています。現代っ子特有の
問題も書かれており、勉強になりました。
★『日本人のしつけは衰退したか』広田照幸著 (講談社現代新書 700円)
一般論として言われる「家庭の教育力が低下した」という問題は果たして正し
いのかについて、「あるべき」論や印象論を廃して、緻密な文献・調査研究に基
づいた議論を進めていきます。筆者によれば、「家庭の教育力が低下した」ので
はなく、家庭がしつけを担うべきだという高度経済成長期以降に普及した考え
方が、そのように意識させているということです。個人的には全面的に筆者の
主張に同調する訳ではありませんが、現代の家族のあり方を考えさせられる一
冊です。
●伊藤先生●
★『若者はなぜ「決められない」か』長山靖生著 (ちくま新書 720円)
現在増えつづけるフリーターについて述べたものです。しかし、安易なフリー
ター批判ではありません。職業選択をする上で、自己を知ることの大切さ、著
者自身の経験をもとに、フリーとして働くことの厳しさと職業観を述べ、自分
を知ることが必要だと説いています。夏目漱石を例に挙げ、多くのフリーター
に取材をし、非常に分かりやすく書かれています。自分が満足できる仕事探し
とは?好きなことを職業とすることとは?これから社会に出ようとする方々、
あるいはその保護者の方々には、何らかの指針が得られ、自己決定のために参
考となる記述に出会えるはずです。
●横尾先生●
★『東京23区物語』泉麻人著 (新潮文庫 438円)
この本は表向きは東京を23区毎に歴史やそこに暮らす人々の生態、街の姿を
見つめた“社会学書”“東京ガイドブック”ですが、実は全体を“地域差別”と
いう視点で見たブラックユーモアたっぷりの東京論であり、いわば東京23区
版“佐賀県”です。多少筆者の思い込みの激しいところはありますが、思わず
笑ってしまいます。
●中田先生●
★『学力をつける100のメソッド』陰山英男・和田秀樹著(PHP研究所1200円)
「どうしたら子どもに学力をつけられるか」という疑問は、どの親御さんもお
持ちであることと思います。この本ではそのような疑問にはじまり、いかに子
ども達に生活リズムを作らせていくか、また親としていかに子どもと接してい
くかに至るまで、誰もが持っているけれどもなかなか糸口がつかめない疑問を
50に集約し、それぞれの視点からわかりやすく指南しています。塾の無い山
間の公立小学校で基礎の徹底反復を実践し飛躍的に児童の学力を伸ばした陰山
氏と、効率を重視した勉強法を開発し、数多くの難関大学合格者を出してきた
和田氏の共同作品ともいうべきこの本。両氏の経験に裏付けられた方法論(メ
ソッド)はとても説得力があります。
●鮓谷先生●
★『逆さメガネ』養老孟司著 (PHP新書 680円)
あのベストセラーとなった「バカの壁」の著者である養老孟司氏が視野の上下
が反転する「逆さメガネ」をかけたように大勢の見方とは違う視点から世の中
や教育を考えていきます。普遍的と思われている社会常識のなかでは速やかに
変化していく子供たちが最も苦労しているので、「逆さメガネ」をかけて教育の
本質を考えていくことも重要であると著者は指摘していきます。少々へそまが
り的な意見もありますので、知識人からは厳しい批評も出ているようですが、
「確かにそう言った見方もあるな」と考えさせられる部分が多くありました。
語り口も堅苦しいものではないので、身構えることなくどんどん読み進めるこ
とができます。
●光岡先生●
★『真珠湾の日』半藤一利著 (文芸春秋 1,619円)
以前、何かの本に歴史家の保阪正康氏が『真珠湾攻撃に関する限り、正確で
よくまとまった書物はどこにもない』という旨を書いていました。特に天皇に
関する資料というのは、当時、そう簡単に手に入るものではないらしく、その
ためもあってか、逆にデマや思い込みによって書かれた書物はあふれるほどあ
ります。本書は膨大な資料と関係者に対する直接取材によって、事実だけを読
み取り、比較、検討し、見事に全体像を描ききっています。半藤氏のライフワ
ークのようなものです。私は以前から司馬遼太郎氏に太平洋戦争を描いて欲し
かったのですが、なぜか氏は手を出そうとせず、亡くなってしまいました。こ
の一冊が代わりになると感じました。司馬氏の小説を読むように読み進められ
ます。ちなみによく聞かれるルーズベルト陰謀説は明確に否定しています。
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